おひさしぶりです。
ひさしぶりに日記的なものを書こうと思います。
最近のことについて。
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スレッズで軽く炎上しました…
投稿直後からバッシングの嵐。とにかくコメント欄が地獄なので見てみて…(リンクはこちら)
甲子園ファンにとってカンに障る投稿だったことは申し訳なかったなとは思いますよ。でも、とはいえ疑問を呈しただけ、質問しただけでこれだけのバッシングを受けるのは異様だよ。
異論を受け付けない、規律を乱す人間は即座に排除されるようなカルチャーの中で高校生たちがのびのびと野球をできるとは到底思えないんですよね。
「(あの行進を)野球部員たちは好きでやっている」というコメントも結構あったけど、「あんな軍隊みたいな行進はしたくないです」なんてもし野球部員が言ったらどんなことになるか?今回の投稿へのバッシングを見ればあきらかでしょう。
関係者も甲子園ファンも、大人たちは自分らが望む「理想の甲子園」を高校生たちに押しつけてないか一度考えてみてほしいな。
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『開かれた大山崎町議会を求める町民アクション』
相変わらず大山崎町議会のウォッチと働きかけを続けてます。
6月議会に委員会などの議事録のインターネット公開を求める陳情を提出して、無事に採択されました。
いま現在でも「本会議」の議事録はネット公開されているのですが、実質的な細かい議論が行われる委員会の議事録は非公開で、「情報公開請求」をしてはじめて読むことが出来る状態なんです。
これは町民の「知る権利」を著しく損ねていると思っていて、議会のウォッチをはじめた一年以上前からずっと今回の陳情を出す機会を伺ってました。
一部の議員はよく分からない理由で反対したけど、とにかく無事に採択されたので、公開は実現する方向で動き出すはずです。本会議だけだけどオンライン動画配信も近々始まるそうなので(こちらもある町民の陳情によって実現します。陳情者の方、ありがとうございます!!)、このままどんどん議会の公開が進んでほしいです。
情報公開は町民にとっても重要ですが、議員にとっても自分たちの頑張りを見てもらえるのは嬉しいはずですからね。
詳細はアクションサイトのブログに書いたので、関心のある方はそちらも読んでみてください。
それと、大山崎町議会の件は、いま次の一手を準備中です。
うまくいけばそれなりにインパクトがあるのではないかと思う。
乞うご期待!
※大山崎町議会や地方議会の問題に関心のある方、ぜひこのアクションのLINEアカウントに登録してください。細かい出来事はそちらで配信してます。
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最近観た映画
最近わりと映画を観てます(配信&映画館)。
直近で観たのはこの3本。
『未来を花束にして』
1900年代初頭のイギリスの女性参政権運動の活動家たち(”サフラジェット”)を描いた映画。”過激な”運動が批判の対象ともなる彼女たちの葛藤と信念を丁寧に綴っていて、とても良かった。フェミニストの間ではこの映画のポスターの各国の違いが話題になったことでも有名ですね(知らない方はぜひ検索してみてくださいね。日本のポスターはほんと最悪なので)。
『私がやりました』
フランソワ・オゾン監督のクライムコメディ。見るまで知らなかったけど、結構フェミニズムがテーマになっている映画でした(あきらかに#metoo運動を意識したストーリーになってる)。でも、そのフェミニズム要素がちょっと雑で、結果逆に残念なことになっている気がする。性被害の扱い方が軽すぎる気がするし、ルッキズムとエイジズムも無批判に入ってると思う。ただ、そうした点を除けば、衣装もセットも役者の演技もすごく良かったし、コメディの部分は笑えたし、楽しかったです。
『マミー』
発表されて以来、公開を楽しみに待っていた映画。公開直後に観てきました(京都シネマ)。
SNSに書いた感想をコピペします。
映画『マミー』を観た。
和歌山毒物カレー事件(1998年)の冤罪の可能性に迫るドキュメンタリー。
これはすごい。
当時を知る人なら、マスコミを通じて誰しもが林眞須美さんを犯人だと疑わなかったことは説明の必要もないと思う。僕もそのひとり。
だからこそ、「あの林眞須美が犯人ではないかもしれない」ことを調査報道として伝えるこの映画のインパクトは絶大だし、過去の事件もこれから起きる事件も、あらゆる事件報道を批判的に(陰謀論的にではなく!!)見ることの重要性を認識せずにはいられない。
パンフレットにあった二村監督の文章が怖すぎたので引用します。
<さらに恐ろしいと感じたのは、主要メディアの記者やディレクターたちが、私が知り得た内容のほとんどを既に把握しているということだ。しかし、冤罪の可能性を報じることはほとんどない。
現場で知り合った若い記者が耳打ちしてくれた。
「冤罪の可能性を記事にしても上司にボツにされてしまいます。そうした上司は事件当時、現場で取材し、林眞須美が犯人に間違いないと書いてきた人たちです」」>
特に印象に残っているシーンがあって、それは支援者たちが駅前で街宣をして林眞須美さんの冤罪の可能性を訴えるチラシを配ったりしていたときに、ひとりの人(50代くらい)が話かけてきて、「俺は冤罪だとは思わん。自分はずっと和歌山だけど、みんな彼女が犯人だと思っている」といったことを言います(僕の記憶なので完全に正確ではないです)。
支援者たちは「新たな科学的な検証によって林眞須美さんが犯人ではない可能性が高いことが示されている」と伝えますが、「それは今はじめて聞いたから知らん。調べてみるけど、俺は彼女が犯人だと思う。でも、あんたらの活動は応援する。頑張ってな!」と言って去っていきます。
その人は、雰囲気的にも話し方的にも決して「悪い人」の感じではなく、とても「普通の人」、むしろ「良い人」に見えました。その「普通の人」「良い人」が警察やマスコミや司法の過去の判断を信じ、支援者の言葉を聞いても「俺は彼女が犯人だと思う」と頑なに考えを変えようとはしない。
「お上(オカミ)が決めたことは正しい」
「みんなが決めたことは正しい」
その「普通の人」は決まったこと/決めたことを疑って社会が混乱するのを恐れているように僕には見えました。で、この風景は一番最初に書いた野球部員たちに規律や統率を求める「普通の人々」と重なっているように思えてならないのです。
この映画には、いま日本が抱える政治の問題/司法の問題/メディアの問題/「普通の人」の問題が詰まってます。ぜひ観に行ってほしいです。
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最近読んだ本
次に最近読んだ本についても書こうと思ったのですが、もう力尽きそうなのでタイトルだけ!
どちらも絶対読んでほしい、超絶オススメな二冊です。
『エトセトラ VOL.11/特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(小川たまか 特集編集)
『ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々』(作:マイア・コベイブ/訳:小林美香)
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ネコを飼い始めました
3月から猫を二匹飼い始めました。元・野良猫の保護猫で、どちらももう大人猫です。
はい、そうです。かわいいです。
ではまた。
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