こんにちは。中村佳太です。
2024年ですね。
今年もよろしくお願いします。
年明けから大きな災害や事故、事件が続いています。
地震で被災した方々に一刻も早く平穏が戻ることを願っています。
つらいニュースを観ていると、知らず知らずのうちにストレスになっていたりもします。
みなさん、どうか自分の心と体を第一にして過ごしてくださいね。
このニュースレターは今年もマイペースで続けていきます。
よければお付き合いください。
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関口竜平さんとのトークイベントが無事終了
昨年12月19日に、大山崎 COFFEE ROASTERSにて関口竜平さん(本屋lighthouse)とのトークイベント『個人店に社会運動は可能かーー本屋とコーヒーショップの店主と考える』を開催しました。
会場はなんと満席!!
お越しくださったみなさん、本当にありがとうございました。
内容としては、関口さんから出版・書店業界における権威主義や差別本・ヘイト本が流通する構造的な問題などを話してもらった上で、個人店や個人として差別・ヘイトの無い世界を目指すためにできることなどを考えました。
後半は大山崎町議会に対して僕が行ってきた/行っているアクションを紹介して、その後参加者のみなさんも交えて地方議会の問題についてワイワイとディスカッション。
ずっと楽しかった。
社会問題についてみんなでおしゃべりする場所や時間が町には必要だなとすごく感じて、「またやりたい!」となって、今さっそく計画中です。
楽しみにしていてください。
なお、今回のイベントはアーカイブが販売される予定です。関口さんの方で準備が整い次第販売されるので、販売スタートしたらぜひ購入して視聴してほしいです。
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Twitterスペース「#京都市政を可視化する」でおしゃべり
関口さんとのイベントをきっかけにお声がけをいただいて、12月28日の夜、「絵本のこたち」の熊谷さんと京都市議のやまね智史さんがされているTwitterスペース「#京都市政を可視化する」でおしゃべりしました。
テーマは「開かれた議会」。
大山崎町議会の閉鎖性と僕が行っているアクションについて話をしたのですが、ちょうどこの日の京都新聞に大山崎町議会が作成した「懇談会適用内規」の問題について記事が出たばかりだったので、この問題から話がスタートしています。
かなり盛り上がって、楽しい時間でした。(内容は腹立たしいことばかりなんですけどね。。)
しばらくはアーカイブを聴くことができるそうなので、ぜひ聴いてみてください。
→こちらです
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大山崎町議会の「懇談会適用内規」問題
で、その「懇談会適用内規」問題ですけど、ほんとひどいんです。
詳細は僕が運営しているサイトのブログに書いたので、関心のある方はぜひ読んでほしいのですが、簡単に経緯だけを書けばこんな感じです。
昨年6月に議員と町民グループによる懇談会が行われる
↓
双方のすり合わせが足りておらず、当日に議員が不満を漏らして途中退席したり、翌日にSNSに参加者を非難する投稿をするなどして、揉める
↓
議員が懇談会のルールを「内規」(公にしない内々のルール)に定める
↓
その内容が委員会資料として明らかになるが、そのあまりのひどさに京都新聞や僕が問題を指摘する記事を書く
で、その「内規」がこちらです↓↓
ひどい!本当にひどい!
いや、もう、どこから批判したらよいやらですよ。。
「議員個人の考えは発言しない」とか「組織的かつ財政を無視した一方的な要望活動と判断される懇談会は開催を控える」とか、「”懇談”の意味知ってる?」って言いたくなるし、とにかく「住民と懇談なんかしたくないんじゃー」という議員たちのお気持ちだけはヒシヒシと伝わってきます。
僕はなんとかしてこの内規を破棄させたいと思っていて、その方法を思案中です。
もしこれを読んでいる方にこうした問題に詳しい方がいて「こんな方法どう?」というのがあったら連絡ください!
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アカデミアと差別
こちらの問題、Twitter(しつこくこう呼ぶ)の一部で炎上していたのですが、僕はすごく腹が立ちました。詳細は、この方のまとめが分かりやすいです。
永井均の発言について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版) (hatenablog.jp)
長いので超簡単にまとめるとこんな感じ。
ある哲学研究者A氏が「性自認」や「性同一性」に関しての哲学の論文を査読付きの雑誌に投稿する
↓
その論文がリジェクト(却下)される
↓
A氏がキレて次のような主張をする。
「却下されたのは査読者の中に複数のジェンダー論の研究者がいたせいだ!」
「そいつらが哲学を理解していないから、内容を理解できずに誤読して、トランスジェンダー差別をしているなどと変な言いがかりをつけたからだ!」
↓
大御所の哲学研究者B氏がA氏を擁護し、「査読者は誤読している。論文は世に出すべきだ」などと主張する
↓
別の哲学研究者C氏がB氏の行為を「大御所がトランスヘイトに加担している」などと批判する
↓
A氏とB氏とC氏とその他の研究者の間で議論が続く
上手くまとめられてるかな。。
少し複雑で分かりづらいかもしれないですが、ポイントは「ジェンダー論の研究者である複数の査読者がこの論文は世に出さない方が良いと判断した」というところです。
僕はC氏の考えに共感するし、A氏やB氏をアカデミア(や社会)はきちんと批判しないといけないと思います。
僕はこの件について次のようにツイートしました。
※画像にツイートへのリンクを貼っています
「哲学の議論だから」という理由で危険な論文(ジェンダ-論の専門家がそう判断した)が世に出せていいはずないよ。
ヘイトや差別は人を殺すんだよ。
今回の騒動は一部のアカデミア周辺でしか広まっていないかもしれないけれど、「学問と差別・ヘイト」の問題は一般の人も巻き込んでもっと議論されないといけない気がしています。
ではまた。
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