こんにちは。中村佳太です。
今回もいただいたお悩みにお答えします。お悩みは常時募集中ですので、これを読んだ方で「自分も相談してみよう」と思った方は、「お便りフォーム」からお寄せください。お待ちしています。
では、今回のお悩みを紹介します。
僕はスケジュールを立てて、タスクをこなす日々に喜びを感じています。ですが、他者に自分だけの時間割を押し付けてしまうこともしばしばと。 1つずつ、やりきる事で満足感はあるのですが、想像以上の「喜び」を見落としていたり、結果として他者の人生をコントロールしてしまっているのでは?とグルグルと悩み続けています。
(おむすびの中はワンダーランド/埼玉県)
事前にきちっとやることを決めておいて、それを予定通りに実行していくことに喜びを感じるとのこと。実を言うと、僕はおむすびの中はワンダーランドさんとはまったく逆のタイプです。僕は先のスケジュールをなるべく入れたくない人で、休みの日も「何も予定が無い」ことが一番嬉しかったりします。仕事でも「時間に追われる」のが本当に苦手で、常に時間(と心)に余裕があるようにスケジュールを調整しています。
とはいえ、どういうやり方を楽しいと感じるか、何に喜びを見出すかは人それぞれ。おむすびの中はワンダーランドさんが時間割を立てることとそれをこなすことに喜びを見出すのであれば、それを自分の性質として認めることがストレスなく暮らす上で良いことなのではないかと思います。
”想像以上の「喜び」を見落としているのではないか?”とのことですが、たぶん何かしらは見落としているでしょうねぇ。でも、それは僕も同じことで、僕はきっと「時間割を立てることとそれをこなすこと」をし続けることで見えてくる「何かしら」を見落としていると思います。でも、僕は無理をしてその「何かしら」を見つけたいとは思いません。だって、僕にとってその過程は確実にストレスであることを僕は知っているので、だったらいま目の前にある「喜び」の方を大切にしたいです。
人生は一度きり。あらゆるパターンを生きることはできません。
であれば、自分が喜びを感じる暮らしを大切にしたいと僕は考えています。
おむすびの中はワンダーランドさんが自分の性質を理解していることは、素晴らしいことだと思います。自分がどういうスタイルに喜びを感じるかを見つけられていない人も多いのではないかと思うので。どうかご自身のスタイルを大切にしてください。
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ただし、自分のスタイルを他人に押し付けることは良くないことだと思います。僕みたいなタイプの人にとっては、時間割を押し付けられることは、それが遊びであっても仕事であっても大変なストレスなんです。ただ、中には「時間割を誰かに決めて欲しい」「自分のタスクを誰かに管理されたい」「そうしてくれた方がやりやすい」という人もいます。そういう人にとっては、おむすびの中はワンダーランドさんと一緒に何かに取り組むのは心地よいでしょう。
つまりは相手次第ということです。なので、一方的におむすびの中はワンダーランドさんのスタイルを押し付けるのではなく、「自分はこういうスタイルなのだけれど、あなたはそれが心地よい?それともストレスを感じる?」とコミュニケーションを取りながら進めることが大切だと思います。
相手のスタイルを尊重しつつも、自分のスタイルも大切にする。その調整をするには、コミュニケーションを取り続けるしか方法はないのではないでしょうか。
スタイルは人それぞれ。喜びも人それぞれ。
常にこのことを頭に入れて、相手と自分が心地よく取り組めるよう心がけたいと、僕自身思っています。
参考になれば幸いです。
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