最近、たまにコインランドリーに行きます。
これまでは長期の旅行のときなんかに行く程度だったのですが、(前に書いたように)大きなバスローブを買ったこともあって、それを洗うのに布団とか大きめのものを一緒に持っていって洗ってます。
ところで僕はコインランドリーにちょっと憧れがあって、結構好きです。というのも、僕の育った家では基本的にコインランドリーを使っていなくて、大人になるまでコインランドリー(のお店)に入ったことがなかったんです。
子どもの頃からドラマや映画が大好きだった僕は、たまに出てくるコインランドリーのシーンで若者(当時の僕にとっては大人だったわけですが)が本を読んだり物思いにふけったり恋人と過ごしたりするのをテレビの前で見て、自分にとって未知の空間で繰り広げられるその人間模様にドキドキしていました。
青春を感じていたのかもしれないですね。
今でもコインランドリーに行くときにはその感じを味わいたくて、洗濯が終わるのを待つ間に本でも読もうと思うのだけど、結局スマホをいじったり、どうせならと近くのスーパーで買い物をしたりしているうちにもう終了時間になっています。
これからちょくちょく行くと思うので、また「コインランドリーで読書」にチャレンジしよう。
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メタで「食×インクルージョン」についてトーク
先週は東京へ。
Meta社の社内イベントに呼んでいただいて「食×インクルージョン」をテーマにしたトークセッションで話をしました。
Metaです。あのメタです。インスタとかFacebookの会社のあのMetaです。
僕がコーヒー焙煎家でありつつフェミニストとして活動していたり、コーヒー業界のジェンダーギャップについて発信しているのをMeta社のDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)チームの方が見ていてくださったそうで、今回のテーマに合っているだろうと声をかけてくださいました。嬉しい!!
ご一緒したのは「世界の台所探検家」岡根谷実里さん。以前、世界を旅する実里さんに密着した番組をテレビで見たことがあって、そのパワフルさに驚いた記憶がありました。直接お会いした実里さんはそのイメージのままのパワフルさ。お会いできて嬉しかった。
トークの内容としては、病気や食物アレルギー、宗教や思想・信条など、世界には様々な理由で食事に制約のある人がたくさんいるけれど、そうした人たちも/と楽しめるインクルーシブな食や飲食店とはどのようなものか?そのために出来ることは何か?といったことをみんなで語らい合おうというもの。
僕は主に食物アレルギーについて話をしました。僕は家族に大豆アレルギーの人がいるので関心を持って情報を摂取していて、食物アレルギーには結構詳しい方だと思っています。
大豆アレルギーの人が日本で生活することがどれだけ大変かということや、食物アレルギーの人にとってインクルーシブ(包括的)であるために周囲や飲食店ができることなどを話したのですが、僕が特に伝えたかったのは「勉強とコミュニケーションが大切ではないか」ということ。
食物アレルギーやその他の病気について、もしくは宗教や思想に基づく制限について、「なぜ食べられないのか」「食べたらどうなるのか」「どうしたら食べられるのか」といったことを可能な限り勉強しておくことはこの社会の”食”をインクルーシブにするために誰にとっても大切なこと。
そして、それでも一人の人間がすべてを学ぶことはできないから、自分が知らない理由で制限を持つ人に出会ったら、面倒くさがったり、「食べないでください」と一律に排除するのではなく、「困りごとは何か」「自分に何かできることはないか」とコミュニケーションを取ることが重要だと思います。たとえば「大豆アレルギーの人」と言っても、「少量なら大丈夫な人/微量でも症状が出る人」「発酵している味噌や醤油なら大丈夫な人/発酵していても症状が出る人」など様々なパターンがあります。なので、「大豆アレルギーの人」や「〇〇教の人」などと一括りにして扱うのではななくて、その人としっかりコミュニケーションを取って、その人が/と食事を楽しむにはどうしたらいいかを一緒に考えることが大切だと思います。
それにしてもMetaのオフィス、高層ビルの上の方にあって景色がもはや空の上だし、至る所にアートがたくさんあって、とにかくワクワクしっぱなしでした。Metaすごい。
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最近のおすすめフェミニズム・コンテンツ
2つご紹介。どちらも人に教えてもらいました。ありがとうございます!
一つ目
広告業界から花屋・IT業界へ。元同僚の橘優子と古田理恵が語らう「女性と仕事」(me and you little magazine & club)
広告業界という極めて男性中心な業界を経て、それぞれ異なる道を進んでいるおふたりのお話。大切なことが詰まった記事でした。
二つ目
コールドプレスジュース専門店「SUNSHINE JUICE」のポッドキャストに、フェミニズムやジェンダーに関連した本をセレクトしている「フランクに書店」の中上曜子さんが出演した回。出産・子育てを経て、フェミニズムに”出会い直した”という中上さんのお話がすごく良かったです。
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イベント告知
・関口竜平さん(本屋lighthouse)とのイベント申込み受付中
本屋lighthouseの関口竜平さんと大山崎 COFFEE ROASTERSでトークイベントをします!
『個人店に社会運動は可能かーー本屋とコーヒーショップの店主と考える』
日時:2023年12月19日(火) 18:00〜19:30
会場:大山崎 COFFEE ROASTERS(京都府乙訓郡大山崎町大山崎尻江56-1)
定員:20名
参加費:1500円+1ドリンク *会場にて1ドリンク以上の購入をお願いします
申込み方法など詳細はこちらから
※申込みは大山崎 COFFEE ROASTERSの店頭や僕に直接連絡をくださってもOKです
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ではまた。
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