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Feb 11, 2021Liked by 中村佳太|Keita Nakamura

資本主義も含め、〇〇主義に傾倒するのはボディビルにハマることやビーガンにハマることと似ている印象です。

全ての人にフィットする単一の〇〇主義というものは存在しないと思います。

一定数の人たちが共有できる倫理観と、合意の上で保たれる法秩序はあって欲しいのですが、その上に成り立つのが成長至上主義や利益追求至上主義であって欲しくないです。

今、僕が掲げたいのは好奇心至上主義です。

各人が自分の好奇心を追求することを是とし、稼ぐことや、役に立つことや、成長することを強要しない、誰からも求められない世界で経済が成り立つ社会を理想とする考え方です。

成長したい人を排するでもなく、程良い規模に留まれれば良い人もどちらも受容する懐の深い豊かな社会。

他者の不満や不安や不便を解消すること、もしくはそれにつながることのみが職として認められ対価を得られる手段となるのではなく、自分の思うままに生きることを誰もが認め合う。

好奇心追求のために大きな資本が必要ならば、その思いや計画を自由に世界へプレゼンして、無担保で支援を集めることができる。

人々が投票するように貨幣を渡し合い、経済を回す。

働いても働かなくてもなくても生きていけるというのは健全でないようにも思えますが、どんなありようでも生きることが可能な世界は科学の進歩によってなしえる予感がしています。

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Feb 9, 2021Liked by 中村佳太|Keita Nakamura

100分de名著『資本論』、私も観ましたが、あまりピンとこない感じでした。そもそも既に理論的には否定されている労働価値説(マルクス自身も否定していますが)の話をされてもというのもありますが、コモンが大事という斎藤氏の話は同意できますし、そのように思う人が増えているのは良い傾向なのですが、宇沢弘文が三里塚農社で挫折したようにコモンに対する思いが得てして同床異夢になったりしがちなので、コモンの再生は簡単にはいかないと思いますし、無理に進めるとまずいなと感じています。中村さんの続編を楽しみにしています。

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